2008年10月24日金曜日

10/24 Today 暗黒の木曜日 (1929)……世界大恐慌が始まった

1929年のこの日、ニューヨーク株式市場が大暴落。世界恐慌が始る。「暗黒の木曜日」。その後何が起こったかは、周知の通り。

恐慌の悪影響は長く継続した。ニューディールで財政をバンバンばらまいても、失業対策をしても、アウトバーンを作っても、ユダヤ人から財産を取りあげても、更に世界戦争をやっても、景気はよくならなかった。経済の体温計といわれる長期金利が恐慌以前の水準に戻るのは、ようやく1960年代になってのこと。30年以上かかった。

株価の推移を見てみよう:



全くいやになるね。30年といえば、その前にたいていの人は死んでしまうのである。「長期的にはわれわれみんな死ぬのである」とはケインズの言葉。

結局ガルブレイスが言ったように「資本主義というものはキチガイじみた馬鹿騒ぎとその反動としての恐慌を繰り返すもの」なのだ。今から思えば、第二次世界大戦後の世界で起こった急速な経済成長自体が、バブルであったのかも知れない。

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